谷口製土所

土づくり

唯一残った、九谷の土。

江戸時代後期、陶工・本多貞吉が陶石の鉱脈を発見して以来、およそ200年に渡って、花坂山は代々の採掘者、土屋たちによって掘り続けられて来た。石英、長石、カオリンといった磁器作りに不可欠な成分を含む陶石は当初、周辺地域でも発見されはしたが、いずれもやがて枯渇し忘れられていった。だが花坂山では年月の変化とともに、成分分布の変化こそあったものの、鉱脈自体は未だ尽きる気配はない。現在もなお、正真正銘の九谷の土と呼べるのは、この花坂陶石をおいて他にはないのである。


採石

江戸~明治期は、鉱脈を探りながら梁も立てず、掘り進む狸掘りが主流だったが、大正期に入ると、より安全性を重視した露天掘りに切り替えられた。現在は地表を爆破し、ショベルカーで採取するという方法です。

粉砕

粗粗砕後、保管してあった陶石をスタンパーにかけ、杵で衝くようにして砕いていく。陶石の柔らかい部分は衝くにつれてより細かい石粉となり、堅い部分は小石大のまま残るため、後で選別しやすくなります。

水簸

ふるいにかけて小石を除去した石粉の中から、さらに粘性に乏しい粗い粒を取り除くための工程。石粉は撹拌槽の中で水と混ぜ合わされながら分別され、泥漿(でいしょう)となって隣接する貯水槽(写真)に流し込まれる。そこから鉄分などの不純物が除かれたものだけが脱水に回ります。

脱水

選ばれた良質の石粉だけが溶け込んだ泥漿を、フィルタープレス(脱水機)に通し、ここから水分を除去。脱水した土をパレットと呼ばれる円盤状に型抜きします。ちなみに同社で使う脱水機は、泥漿を流し込むだけでパレットの積載までやってくれる便利な自動式。

土練

1種類あるいは何種類かの原料土、適量の水を混ぜつつ、土を練り上げる。当社では土の中の空気を抜きながら練る真空土練機を使用。これにより購入者は、作陶前の荒練りや土踏みの手間を省くことができます。

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